北海道大学/大学院教育学研究院/教育学部
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教員の紹介

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E-mail

s-uehara*edu.hokudai.ac.jp
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専門分野

産業教育

学院所属

教育社会論講座

メッセージ

産業労働と教育や職業訓練の間には豊かで奥の深い関係があります。皆さんも一緒に考えてみませんか?

専門領域

産業労働問題と職業教育訓練の接続に関する総合的研究

研究テーマ

鉄鋼業の労働編成と企業内教育、中小企業における労働問題、就労支援

研究の内容を表すキーワード

労働編成、職業訓練、職業教育

研究の詳細な内容

 現下の問題意識は、私が展開してきた産業労働研究をより広い意味での職業教育訓練といかに接続させるかにある。
私のこれまで中小企業と鉄鋼業をフィールドに産業労働研究を行ってきた。前者に関しては、北海道や東京の独特の存立条件を持つ地域をフィールドに、中小企業とそこで働く労働者の調査を行ってきた。後者に関しては、鉄鋼業において“準直接部門”といわれる保全部門や請負労働の典型である社外企業の労働者の技能形成に関する調査などにも取り組んできた。いずれも、わが国における職業訓練、技能形成の“メインストリーム”からは一歩離れた存在であるが、そこにこそ企業主導の教育訓練システムを変化させていく力が潜んでいると考えている。言い換えれば、企業内教育に大きく偏った日本の職業教育訓練システムがより開かれたものへと変化してゆく、そのなかに職業教育訓練の新しい姿を見出せるのでは、と考えております。

主な研究業績

  • 木村保茂・藤澤建二・永田萬享・上原慎一『鉄鋼業の労働編成と能力開発』2008年,御茶の水書房。
  • 「鉄鋼業における保全工の技能形成と労働調査」―企業内教育研究会による鉄鋼労働調査研究を振り返りながら―,『労働調査を考える 90年代以降を見るアプローチを巡って』日本労働社会学会年報第18号,東信堂,2008年。
  • 「地域就労支援の現状と可能性」(久住千佳子との共著),北海道教育学会編『教育学の研究と実践』第4号,2009年。
  • 「労働と社会的排除」,鈴木敏正編著『排除型社会と生涯学習』北海道大学出版会,2011年,第4章所収。
  • 「中小労連から地域労組へ」,遠藤公嗣編著『個人加盟ユニオンと労働NPO』ミネルヴァ書房,2012年,第1章所収。

所属学会

社会政策学会、日本産業教育学会、日本労働社会学会、
日本社会教育学会、日本教育社会学会、北海道教育学会、
日本中小企業学会

担当する授業

  • 学部
  • 産業教育論、専門演習
  • 大学院
  • 産業教育特論、教育社会調査実験
  • 教職科目
  • 進路指導論
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